≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜

・・・『あの日』


高校生最後の夏・・・


登山キャンプでの事故


足を怪我して動けなくなったハル


坂本の関係霊との遭遇


ハルに渡した水筒を奪ってカラにした瞬間


日村先生に見つけられてオレたちは無事に助かった


しかし・・・


次の日の・・ハルの入院した病院での出来事


ハルの守護霊から、オレは・・・追い出された


勿論、それはハルに告げないまま・・・


特にコレといった理由も伝えず・・・


卒業まで逃げ切ったまま・・終わった・・・


坂本の事故の事も、当然リンコかおばさんに聞いて知っているはずだ。



本当に色々ありすぎて・・・



でも今更・・・



あの時の事をどう話せばいいんだ。


ハルと沢山話しをしたいと思っていたのに、ハルが突きつけてきたのは、オレが口を閉ざすしかない時点にいきなり飛んだという現実。



馬鹿なオレ・・・



「でもね、今は・・納得してるんだ。


全ては、なるべくしてなったんだ!・・・ってね。」




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