≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
クロス理論
「それで、ヒカルはまだ実家に住んでるの?」
ハルの質問はまだまだ続いた。
「いや…今は、別で暮らしてる。時々帰るけどね。」
「ふーん。ヒカルが自炊ねぇ・・・・想像つかない!」
ハルはいたずらっぽく笑うと、今度はプチトマトを頬ばった。
「オレだって成長したんだから!メシくらいある程度作れるよ!」
強気に放った言葉とはウラハラに、オレの頭の中では
コンビニで買ってきた弁当が、電子レンジの中でグルグル回っているイメージしかなかった。
「まぁ、せいぜいカノジョに作ってもらってるのがオチなんでしょうけど!」
プレートの上に最後に残っていたスモークサーモンとレタスを器用にフォークに刺しながら、ハルは応えた。
「・・・・・」
ビミョ~・・・・。
確かに樹花と一緒に暮らしていた頃は、樹花が全部作ってくれていた。
しかし、離れて暮らすようになり、またそのまま樹花が入院している今、実際オレに飯を作ってくれる人なんて実家に帰った時以外は無かった。
「はぁ~ん、図星?!」
オレの一瞬の 『間』 に突っ込むハル。
ハルの質問はまだまだ続いた。
「いや…今は、別で暮らしてる。時々帰るけどね。」
「ふーん。ヒカルが自炊ねぇ・・・・想像つかない!」
ハルはいたずらっぽく笑うと、今度はプチトマトを頬ばった。
「オレだって成長したんだから!メシくらいある程度作れるよ!」
強気に放った言葉とはウラハラに、オレの頭の中では
コンビニで買ってきた弁当が、電子レンジの中でグルグル回っているイメージしかなかった。
「まぁ、せいぜいカノジョに作ってもらってるのがオチなんでしょうけど!」
プレートの上に最後に残っていたスモークサーモンとレタスを器用にフォークに刺しながら、ハルは応えた。
「・・・・・」
ビミョ~・・・・。
確かに樹花と一緒に暮らしていた頃は、樹花が全部作ってくれていた。
しかし、離れて暮らすようになり、またそのまま樹花が入院している今、実際オレに飯を作ってくれる人なんて実家に帰った時以外は無かった。
「はぁ~ん、図星?!」
オレの一瞬の 『間』 に突っ込むハル。