≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「ホントは、オレも今日・・早く帰る予定だったんだけどな~・・・」
忙しそうにマウスを細かく動かしてはクリックを繰り返す竹田さんが、言葉の世界ではスローな表現を見せた。
「・・・じゃぁ、そんな・・・イイですよ・・・オレのために無理に行かなくても・・・」
オレは謝っていいのか、それとも理由を尋ねた方がいいのか分からず、少しズレた返事をした。
「あー・・いやっ、すまん!違うんだ!そういう意味じゃなかったんだけど・・・」
恐らく竹田さんはそういう反応をする人だと、実のところオレは知っていた。
「どう・・したんですか?何かあったんですか?」
竹田さんは忙しくしていた右手を、左側に置いていたペットボトルへと移した。
キャップをひねり、その健康茶をゴクゴクと飲んだ。
以前は缶コーヒーだったが、『Myメタボ撲滅運動』と自分で宣言してからは、缶コーヒーが健康茶にスライドした。
「実はさ・・今日、リカの誕生日なんだよ・・・」
「えっっ!そうなんですか?・・じゃぁ、やっぱり帰らないと!」
リカさんとは、竹田さんが約2年弱付き合っているカノジョの事だ。
忙しそうにマウスを細かく動かしてはクリックを繰り返す竹田さんが、言葉の世界ではスローな表現を見せた。
「・・・じゃぁ、そんな・・・イイですよ・・・オレのために無理に行かなくても・・・」
オレは謝っていいのか、それとも理由を尋ねた方がいいのか分からず、少しズレた返事をした。
「あー・・いやっ、すまん!違うんだ!そういう意味じゃなかったんだけど・・・」
恐らく竹田さんはそういう反応をする人だと、実のところオレは知っていた。
「どう・・したんですか?何かあったんですか?」
竹田さんは忙しくしていた右手を、左側に置いていたペットボトルへと移した。
キャップをひねり、その健康茶をゴクゴクと飲んだ。
以前は缶コーヒーだったが、『Myメタボ撲滅運動』と自分で宣言してからは、缶コーヒーが健康茶にスライドした。
「実はさ・・今日、リカの誕生日なんだよ・・・」
「えっっ!そうなんですか?・・じゃぁ、やっぱり帰らないと!」
リカさんとは、竹田さんが約2年弱付き合っているカノジョの事だ。