≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「はい、コレ!クライアントからの追加注文ね!」
そう言って、大量のFAX用紙を竹田さんのデスクに置いた。
ノゾミさんは、竹田さんより会社では古株だが、竹田さんより年下だった。
仕事がサバけるので、年下でも『姉御』のような存在だ。
「また、追加?・・・今夜やっぱ帰れなかったわ!これじゃ!
先方に、締め切り過ぎてるから受付出来ないって断れないわけ?」
ネガモードにさらに追い打ちをかけられ、竹田さんは少々ご立腹なご様子。
「『そこ』を何とかするから、ウチに注文くれるのよ!一つ一つの顧客への対応が、会社を左右するんだから文句言わない!」
「ハイハイ、分かりました!」
このノゾミさんの切り返しの早さを見ていると新幹線の『のぞみ』は、このノゾミさんから取って付けたんじゃないかと思わされるほどだ。
「・・・で、クロス理論・・・って何ですか?」
オレは先程ノゾミさんが放った言葉が気になり、それを拾った。
そう言って、大量のFAX用紙を竹田さんのデスクに置いた。
ノゾミさんは、竹田さんより会社では古株だが、竹田さんより年下だった。
仕事がサバけるので、年下でも『姉御』のような存在だ。
「また、追加?・・・今夜やっぱ帰れなかったわ!これじゃ!
先方に、締め切り過ぎてるから受付出来ないって断れないわけ?」
ネガモードにさらに追い打ちをかけられ、竹田さんは少々ご立腹なご様子。
「『そこ』を何とかするから、ウチに注文くれるのよ!一つ一つの顧客への対応が、会社を左右するんだから文句言わない!」
「ハイハイ、分かりました!」
このノゾミさんの切り返しの早さを見ていると新幹線の『のぞみ』は、このノゾミさんから取って付けたんじゃないかと思わされるほどだ。
「・・・で、クロス理論・・・って何ですか?」
オレは先程ノゾミさんが放った言葉が気になり、それを拾った。