≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
既に電気ショックの機械を置き、医師による心臓マッサージが開始された。
何分が経っただろうか・・・
医師が汗だくになって、心臓マッサージを行っている。
「山田さん!!ハァッ…戻っておいで!…まだ逝ったらいかんでしょうが!!ハァハァ…ほら!絵里香ちゃんもいるでしょう。…戻ってきなさい!!」
医師が懸命に動かなくなった患者に話しかける。
絵里香は認めたくないながらも、それ以上母親の身体を激しく揺さぶられたくなかった。
それよりも早く、母親の手を握りたかった。
死を認めたくはないが、早く医師にどいてもらいたかった。
「せんせい・・・・」
口を開いたのは山田だった。
「せんせい・・・。もう・・・いいです・・・・。もう・・・ゆっくり・・・眠らせてやってください・・・」
山田の言葉の最後は涙声でほとんど聞き取れなかった。
しかし、その言葉に医師は、由利絵に行っていた規則的な運動を中止した。
そして、手元の腕時計を確認した。
「午前0時15分・・・ご臨終です」
何分が経っただろうか・・・
医師が汗だくになって、心臓マッサージを行っている。
「山田さん!!ハァッ…戻っておいで!…まだ逝ったらいかんでしょうが!!ハァハァ…ほら!絵里香ちゃんもいるでしょう。…戻ってきなさい!!」
医師が懸命に動かなくなった患者に話しかける。
絵里香は認めたくないながらも、それ以上母親の身体を激しく揺さぶられたくなかった。
それよりも早く、母親の手を握りたかった。
死を認めたくはないが、早く医師にどいてもらいたかった。
「せんせい・・・・」
口を開いたのは山田だった。
「せんせい・・・。もう・・・いいです・・・・。もう・・・ゆっくり・・・眠らせてやってください・・・」
山田の言葉の最後は涙声でほとんど聞き取れなかった。
しかし、その言葉に医師は、由利絵に行っていた規則的な運動を中止した。
そして、手元の腕時計を確認した。
「午前0時15分・・・ご臨終です」