初めての花火
明かりの道を人ごみをかいくぐって辿り着いた境内。
人ごみの量は変わっていない。境内にも多くの人がお参りをしていた。
おさい銭箱にグッと近づいてから握りしめていた5円玉を投げ入れて。
手を合わせて一生懸命にお祈りをして。
目を開けた後、隣にいたヒイラギが変な目でこっちを見ている。そんなにおかしな顔だった?
「沢山願いを込めていたんだな。凄く険しい顔をしていた」
「……余計なお世話! ヒイラギは何かお願い事したの?」
「別に。神が神の願い叶えるとも思えない」
神様の願いはどんな神様も叶えてくれないなんて。
何だか理不尽な気がして悲しい気分になる。でもそれをヒイラギに悟られてはいけない。
出店の方へと戻りながら、再び離れた手をまた繋いで。
花火の時間までまだ沢山時間があるからどうしようかって話していると。
倉山兄弟と優衣に出会った。何だか珍しいような気がするスリーショットだ。
人ごみの量は変わっていない。境内にも多くの人がお参りをしていた。
おさい銭箱にグッと近づいてから握りしめていた5円玉を投げ入れて。
手を合わせて一生懸命にお祈りをして。
目を開けた後、隣にいたヒイラギが変な目でこっちを見ている。そんなにおかしな顔だった?
「沢山願いを込めていたんだな。凄く険しい顔をしていた」
「……余計なお世話! ヒイラギは何かお願い事したの?」
「別に。神が神の願い叶えるとも思えない」
神様の願いはどんな神様も叶えてくれないなんて。
何だか理不尽な気がして悲しい気分になる。でもそれをヒイラギに悟られてはいけない。
出店の方へと戻りながら、再び離れた手をまた繋いで。
花火の時間までまだ沢山時間があるからどうしようかって話していると。
倉山兄弟と優衣に出会った。何だか珍しいような気がするスリーショットだ。