あたしだけの年下様
「……見てんじゃねえよ。きも」
「…へ?」
今、「きも」って…
「こら隼人、なに言ってんの」
男の子の横に座っていたかっこいい男の子がその男の子をコツン、と叩いた。
「うっせー、兄貴。
誰がこんな中学生みたいなガキ連れて来いつったよ」
「ちゅ、中学生…」
男の子の言葉に、あたしは愕然とする。
「さっきからジロジロ見てくるし」
「だ、だって可愛いんだもん」
「だからきもいっつってんの」