あたしだけの年下様
「は?俺座ってんだから小さいに決まってんだろ!」
「あっ…そっか」
「大体お前みたいなガキより小さいなんてあり得…」
そう言いながら席を立つ山田くんの声が止まった。
「…あ!それでもあたしの方が高い!」
「………」
「まぁしょうがないよ隼人」
山田くんの肩をポンッと叩いたお兄さんに
「…うっせー話しかけんな」
とそっぽを向いて席に座ってしまった山田くん。
……怒らせちゃったかな……。