あたしだけの年下様





「亜美菜バイバーイ!」


「うん、また明日ね!」



安奈ちゃんの元気な挨拶に笑いながら、あたしはみんなにバイバイした。







「でも亜美菜大丈夫かなー」


「なんで?」


安奈の言葉に、雅人が反応した。



「亜美菜よく転ぶし、暗いとこ苦手でさ」




「………あーじゃあ俺「ガタッ」




雅人の言葉を遮った音は、隼人が席を立った音だった。



「隼人?」


「…………便所」



「……あ、ああ」






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