あたしだけの年下様






その言葉があたしの頭にガーン、と響いた。



「………な、に…それ…」



「………別に。…特に意味はねーって」



……なにそれ…。

隼人は、そんな『なんとなく』っていう理由で簡単にキスが出来るんだ。



ドキドキしてたのは、あたしだけなんだ。



体が近づいてドキドキしたのも、

2人っきりでドキドキしたのも、


ひじが触れてドキドキしたのも、




あたしだけだったんだね。




< 202 / 228 >

この作品をシェア

pagetop