あたしだけの年下様









「はぁー……やっとついた…」

極度な方向音痴だから、
人にすれ違う度に道聞いちゃった…。


無事に着いてよかった…。




「……あれ?」



「…あ!隼人のお兄さん!」


「『隼人』?…仲良しだね」



「…あはは」


雅人くんは背が高くて、紺のブレザーがよく似合ってて、かっこいい。




「……えっと、隼人います?」


「あー…隼人はここにはいないよ」




え?どういうこと?






< 28 / 228 >

この作品をシェア

pagetop