あたしだけの年下様
「亜美菜!先輩なんだって?」
ワクワクしたように笑いながらそう聞いてくる安奈ちゃん。
「…わ、わかっ…」
「え?」
「安奈ちゃ~んっ!!!」
あたしは泣きながらそう叫んで、安奈ちゃんに思いっきり抱きついた。
「…え!?なになに?どうしたの亜美菜?」
「まじで別れ話だったんじゃないの?」
「…え、そうなの?」
蘭ちゃんの言葉に焦る安奈ちゃん。
「……うん」
「あらま」
あは?と笑って、ワクワクしてたことをごまかした安奈ちゃんに、
蘭ちゃんと比奈はちょっと笑ってた。