あたしの仮旦那は兄貴の親友
あたしは花音とお茶をして
あいつとのことを話してから家に帰った

じゃないと兄貴の勝手な見方で
花音にあたしたちのことを
言われるんじゃないかって思って

話しちゃった

婚姻届をまだ区役所に出していないのを
花音に言ってしまった

ずっと胸の中にしまってきた秘密を
花音には打ち明けてしまった

言ってしまってから
言うんじゃなかった…なんて後悔したけど

でも口にしたことで
胸がすっきりした部分もある

やっぱり
あいつに「別れる」って言ってもらいたい

そしたらきちんと話すよ

まだ婚姻届を出してないんだって

それからこれからの人生について
話をして…

赤ちゃんが流れてしまった日のことを言おうと思う

美雪さんに何をされたのか…を

あいつに話すよ
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