あたしの仮旦那は兄貴の親友
気付かれた小さな存在
「果恋ちゃん、体調悪いの?」
吐き気がおさまってから
あたしはトイレを出ると
そこには
出席簿を持っているあいつが立っていた
「あ…ん
少しね、少しだけ」
あたしは作り笑顔で
無理やり元気そうに両腕をあげた
「昨日、兄貴の料理を
食べ過ぎたのかも」
あはは、と乾いた声を出す
これで平気だろ
妊娠してるなんて思わない
あたしは良く食べるとあいつは知っている
兄貴の手料理が好きで
よく食べ過ぎて腹を壊しているのを
何度も目にしているんだ
大丈夫
ただの食べ過ぎだと理解してくれるさ
吐き気がおさまってから
あたしはトイレを出ると
そこには
出席簿を持っているあいつが立っていた
「あ…ん
少しね、少しだけ」
あたしは作り笑顔で
無理やり元気そうに両腕をあげた
「昨日、兄貴の料理を
食べ過ぎたのかも」
あはは、と乾いた声を出す
これで平気だろ
妊娠してるなんて思わない
あたしは良く食べるとあいつは知っている
兄貴の手料理が好きで
よく食べ過ぎて腹を壊しているのを
何度も目にしているんだ
大丈夫
ただの食べ過ぎだと理解してくれるさ