あたしの仮旦那は兄貴の親友
「場所を変えるべきだ」
あたしは通販の分厚い本のページを
捲ったあいつに声をかける
「ここが一番健全だとおもうけど?」
「は?」
「だって場所をかえるなら
他にあげられるのは
果恋ちゃんの部屋か、新居でしょ?
そのどっちも僕は我慢する気はないよ」
「がまん?」
「そ。しばらくシテないし」
「はあ?」
「ここで、家具を選べ!
俺が許す」
兄貴が即刻、許可を出す
あいつはにこっと笑うと
「やったね!」と呟いた
『しばらくシテない』っていうのは
きっと
アレのことだよな?
ベッドの上でイタすことだよな?
な…な…なんてことを言うのだ
直球すぎて
頭が痛くなりそうだ
あたしは通販の分厚い本のページを
捲ったあいつに声をかける
「ここが一番健全だとおもうけど?」
「は?」
「だって場所をかえるなら
他にあげられるのは
果恋ちゃんの部屋か、新居でしょ?
そのどっちも僕は我慢する気はないよ」
「がまん?」
「そ。しばらくシテないし」
「はあ?」
「ここで、家具を選べ!
俺が許す」
兄貴が即刻、許可を出す
あいつはにこっと笑うと
「やったね!」と呟いた
『しばらくシテない』っていうのは
きっと
アレのことだよな?
ベッドの上でイタすことだよな?
な…な…なんてことを言うのだ
直球すぎて
頭が痛くなりそうだ