あたしの仮旦那は兄貴の親友
16歳の誕生日は結婚記念日
あたしの誕生日に
両家の家族が一同集まった
入籍の祝いと妊娠の祝いを同時にやるらしい
あいつの両親と兄弟が出席し
あたしの両親が出席している
兄貴は仕事で来れないと言っていた
それに麗華のパーティに向けて
最終準備をしないとだから
無理してこっちに来る必要はないんだ
麗華の鼻をあかすために
最善を尽くして欲しい
「もう届は出したのよね?」
あいつの母親が聞いてくる
「はい、あたしが出してきました」
「え? 誠也は何をしていたの?」
「あ、えっと…会議がなかなか終わらなくて」
母親の冷たい視線に
あいつが渇いた笑いをあげた
「全く、仕方がない子ね
会議をすっぽかしてでも行くのが男でしょ」
「抜け出せる雰囲気じゃなくて…」
「平気ですよ。もう出しちゃったんだし」
あたしがにこっと笑った
あいつのお母さんが申し訳なさそうに
謝っていた
両家の家族が一同集まった
入籍の祝いと妊娠の祝いを同時にやるらしい
あいつの両親と兄弟が出席し
あたしの両親が出席している
兄貴は仕事で来れないと言っていた
それに麗華のパーティに向けて
最終準備をしないとだから
無理してこっちに来る必要はないんだ
麗華の鼻をあかすために
最善を尽くして欲しい
「もう届は出したのよね?」
あいつの母親が聞いてくる
「はい、あたしが出してきました」
「え? 誠也は何をしていたの?」
「あ、えっと…会議がなかなか終わらなくて」
母親の冷たい視線に
あいつが渇いた笑いをあげた
「全く、仕方がない子ね
会議をすっぽかしてでも行くのが男でしょ」
「抜け出せる雰囲気じゃなくて…」
「平気ですよ。もう出しちゃったんだし」
あたしがにこっと笑った
あいつのお母さんが申し訳なさそうに
謝っていた