小悪魔娘とオオカミ男
私は昨日、国王に言われた“命令”と、今朝の事を話した。


「…へぇ!命令大嫌いなラムがねぇ〜」


「…“命令”ってか、“強制”!!!…知らない間に半人間体にされてるしー」


私は人間の姿の自分の体を見下ろした。




「でもさでもさ!人間界って憧れる〜♪死神界なんかよりも、楽しい事だらけだよ!」


「メアは本当に暢気だなあー。」

話に加わってきたのは、死神のディック。

私の男友達。


「ディックー!!!…ってか、いつから聞いてたよ?!」


「……始めっから♪」


「うっわ〜。どんびきぃー」

セレナはわざと引くように言う。


「セレナ!雌のくせに生意気言ってんなよ〜」



「そんなん、知ったこっちゃないわ!」
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