きらきら星(。☆ε☆。)


「女に戻ったら、私達は他人です」


「でも、」


「私は、今、空弥として生きています。
兄とかわりをしなかったら私達は、出会っていません。
だから、出会う前の私達に戻るんです」


「………」










そんな言葉を聞いて、

『はい、そうですか。
じゃあ、気をつけて』

なんて言えるわけがない




あいつは、辛くないのか?

そんなにアメリカに行きたいのか?






あいつが、遠く離れてしまうと考えるだけで


涙が流れる





あいつの言った言葉が
頭から離れず




涙が止まらなくなる






どうしよう


君が去っていく








でも、俺は、



『行くな』



の一言が言えずに、君を手放してしまうのだろう
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