little epoch

たまたま帰りが一緒になった。
(たまたまと言うのは偶然という事であり
決して待っていたということでは無い。)


いつも通り喋りながら
電車の中で揺られていた。


「ごめん!まだCD、MDに入れてないんだ。
まだ借りていてもいい?」


「ぜんぜんいいよ。
他の人には貸さないし。」



「え?」

な、何これ!?
俺は特別なの!?

期待しちゃってもいいですか!!?


「やった。俺特別なんだ♪」

ちょっとふざけた感じで言ってみた。


「うん、そうだよ。」



…………え?

そんな笑顔で?
って事は俺の恋は実るの?


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