Air ~君と一緒に~
~回想~ 文化祭
一緒に歩いていてふと思い出す。
そういえば高校時代、一度だけ手を握ったことがあった。
永井と話をしてから妙に意識してしまっていた頃。
ちょうど文化祭があったときだ。
といっても、文化祭を一緒にまわったりするわけではない。
彼女は部活の方が忙しかったし、僕も誘えるような度胸はなかった。
だから僕は自分のクラスの店番をしたり、友達の演奏を聴きに行ったりしていた。
彼女が戻ってきたのは夕方過ぎ。
そろそろ片づけを始めるという時だった。
「ごめんねー、こっち手伝えなくて。」
「ううん、大丈夫だよ。」
「これから片づけでしょ?手伝うね!」
「うん、よろしくね。」
このとき片づけをしていたのは確か5~6人。
ゴミを捨てに行ったり、屋台を解体したり、大きな作業が一段落したとき。
「誰かポスター剥がしにいってくれ。」
「はい。」
そういえば高校時代、一度だけ手を握ったことがあった。
永井と話をしてから妙に意識してしまっていた頃。
ちょうど文化祭があったときだ。
といっても、文化祭を一緒にまわったりするわけではない。
彼女は部活の方が忙しかったし、僕も誘えるような度胸はなかった。
だから僕は自分のクラスの店番をしたり、友達の演奏を聴きに行ったりしていた。
彼女が戻ってきたのは夕方過ぎ。
そろそろ片づけを始めるという時だった。
「ごめんねー、こっち手伝えなくて。」
「ううん、大丈夫だよ。」
「これから片づけでしょ?手伝うね!」
「うん、よろしくね。」
このとき片づけをしていたのは確か5~6人。
ゴミを捨てに行ったり、屋台を解体したり、大きな作業が一段落したとき。
「誰かポスター剥がしにいってくれ。」
「はい。」