ただ、大好きでした。




あたしには、“好きな人”がいたし


アイツには、“彼女”がいた。





バレンタインの少し前。

思いきって告白した。



小学校6年の終り頃から、


好きだと思ってた人に。




まぁ、好きになった理由が笑えるんだけどね。




『アイツ、ずっとお前のこと好きだったらしいよ?』



そう言われて堕ちました。



小学校6年生。

まだランドセルを背負った、幼いあたし。



ちなみに前日まで違うヤツが好きでした。






恋に恋してたんです。





年中恋してたい、


恋する乙女だったんです。





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