あなたが大好きです。

『麻衣ー。お返し、ほっぺと唇どっちがいい?』

『えっ?』

『どっちがいい?』

『ノーコメントで!』

『えー。』

『いつか言うよ。』

『わかったぁ。』

『別に嫌だからじゃないから!恥ずかしいだけだから!』

『わかってるよー。』

ってな感じで話してたらあっという間に8時20分の鐘がなって、彰吾はD組に帰っちゃった。

私は、
1日中さっきのことを考えてた。

『ほっぺと唇どっちがいい?』

思い出すと恥ずかしくて顔が赤くなるのがわかった。

< 48 / 166 >

この作品をシェア

pagetop