あなたが大好きです。
『麻衣ー。お返し、ほっぺと唇どっちがいい?』
『えっ?』
『どっちがいい?』
『ノーコメントで!』
『えー。』
『いつか言うよ。』
『わかったぁ。』
『別に嫌だからじゃないから!恥ずかしいだけだから!』
『わかってるよー。』
ってな感じで話してたらあっという間に8時20分の鐘がなって、彰吾はD組に帰っちゃった。
私は、
1日中さっきのことを考えてた。
『ほっぺと唇どっちがいい?』
思い出すと恥ずかしくて顔が赤くなるのがわかった。