モノクロ
だから私は男子のいない場所で大体をこの人生歩いてきた。
結婚なんて別にしなくいい。
本気でこう考えたことさえある。
どうしてここにきてまでこんな所に編入させたのだろう。
お母さんだってこのことは知っているはずなのに・・・
「チーン」
レトロな音と共に6階の文字が点滅している。
「はぁ・・・」
私はため息と同時にエレベーターから降りた。
見渡す限りの白。
壁も床も白いフローリングだ。
この学校、白が好きなのかな・・・?
私は優姫に言われたとおり右の通路に体を回転させる。
白いなぁ・・・。
ってアレ・・・?!
優姫は右の通路を真っ直ぐって言ってたけど、・・・部屋がないんだけど!!!
どうして?!
道間違えた?!
そんなはずはないのに・・・
どうしよう・・・
もぉ・・・本当に私何やってんだろ・・・
しょうがない・・・一回職員室行くか・・・