モノクロ

・・・・・・・はぁ~~~?!?!



前言撤回。

アンナ奴にひとっつもドキドキなんかしてない!!!!


私はさっきとは違うことに頭に血が上って顔が赤くなる。


何アイツ!!

親切に教えてくれたのはいいけど、初対面の人に向かってチビとか言う?!普通!!!!




私は失礼な彼が教えてくれたとおりにさっきの通路を右に行き、602とプレートが掛かっている部屋を探す。


「あったぁぁぁ~!!!!」


私はプレートの書いてある部屋に駆け込みまたまた白い扉を閉める。



「はぁ・・・」


疲れた。


1日目はいろんなことがありすぎてよくわからないや。




新しい友達の優姫ができて・・・

男子校との共同寮ってことを教えられて・・・


ってぇぇぇ!!!!!


電話!!!

お母さんに電話しないと!!!!



私は当初の目的を思い出して、置いてある山積みのダンボールからケータイの入ってるであろうポーチをとりだす。



ほんとお母さんもどういうつもりなの?!


私は少ないメモリの中からお母さんとかいてある番号をプッシュする。



トゥルルルル トゥルルルル

聞きなれたこの音と共に聞こえたお母さんの声



「はぁーイ★ 冬香ぁ?どうしたの?」









































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