モノクロ
そんなことを考えながら私は、優姫と一緒に順番をまっていた。
キャーー!!!!!!
女子の悲鳴が後ろから聞こえてきたんだ
ザワザワザワザワ
「ど、どしたのかな・・・優姫。」
「わかんない・・・でも多分男子のもめ事じゃない?」
「エッ?!嘘でしょ?学食まで一緒なの?」
「うん。だってこの寮の中にあるじゃない」
嘘でしょ~~~?!
私は叫びたい気持ちを抑えて、騒ぎの方に目を向けた。
でもなんか私、さっきの叫び声って黄色い声援みたいな感じに聞こえたんだけど、気のせいかな???
「あぁ・・・霧島くんたちが学食きたんだよ」
「霧島・・・くん?」
私は優姫の一言に首をかしげた。
「霧島 想(きりしまそう)様。あとは霧生聖人(きりゅうまさと)多分この二人だと思う」
想様・・・様?!
「様ってどういうこと?!」