モノクロ
「オレ、カンケーないじゃん」
私は驚いて振り返った。
「オレにはそんなの関係ない。」
彼・・・想はそういってフッと笑った。
―――ドキンっ―――
また跳ねる心臓。
私は気づかれないようになんでもないような態度を取る
「そうですね」
「敬語」
想はまたそういって不適に微笑んだ。
「は?」
「敬語やめろ。タメでいい。」
んなっっっ!!!!
なんでこの人はこんなに偉そうなのよ!!!!
「そう!!!」
私はそう言い残してもうすぐ着きそうな、エレベーターの白い扉を睨みつける。
「なに怒ってんの??」
彼は笑いながら私に聞いてくる。