モノクロ
そう思っていると、彼は私の歯列をなぞりあげる。
私はビックリして目を開けてしまう。
「ふ・・・ぁん・・・やめッ・・・」
彼は私の開きかけた口から舌を滑り込ませる。
彼が口の中を侵食してくるたび時節漏れてしまう声。
彼はやっと私から離れて小さく囁いた。
「冬香がわるいんだよ」
想はそういって私を引っ張り、隣の603と書かれたプレートの部屋へ引っ張る。
「ちょ・・・どこ行くの??」
私はまだ息が整わないまま想に聞いた。
「・・・・俺の部屋。」
想はそういって思いっきり扉を引っ張って私を連れ込んだ。
部屋・・・・
って部屋??!!!