いつもここにいて。
「だって、なんだか嬉しいのと恐いのと…って、マコト私の部屋に寝るの!?」

「うん。僕は今たまきの付き人だもの」

「…でも布団なんてないよ」

「大丈夫。僕暑がりだから」

「…でも、なんかマコト一応異性だし…、そうだ、押し入れは?私たまに寝るよ、ね!」

「僕、閉所恐怖症なんだ」

「じゃ私が押し入れに寝るよ。…よいしょっと」

「いいじゃない、別に」

「よくない!不自然だよ、おやすみっ」



―チュン、チュン

夜が明けた。
天気は良好。
私はまだ布団の中…

「たまき、起きないと信太郎くん来きちゃうよ」

「ん…、何時…?」

「もう8時半だよ!」

「えー!?うそっ、なんで!?」

自分では一睡もしていないつもりだったが、結局明け方になって眠ってしまったようだ…。

「やだっ、今日に限ってヘンなくせ毛が…、ああっニキビまで…!」

コンディションは最悪…

「マコトぉ!マコトの不思議な力で何とかできない!?」

「残念だけど、僕にはそんな力はないよ」

「えー、どうしよう!時間もないし…」

< 14 / 25 >

この作品をシェア

pagetop