いつもここにいて。
「ただいまでしょうが!ちゃんと手を洗いなさいよ。あら、お父さんも一緒だったの?」
「たまきがそこでな………」
外から帰ってたら、手を洗わないといけないけれど…
洗いたくなかった。
だってこの手で信太郎くんと手をつないだり、しがみついたり…
洗ってしまうなんてもったいない!
きっと愛の力でバイ菌なんかやっつけちゃうわ!
うふふふふふ…
「…!?」
顔がニヤけて止まらず、両親は不気味そうに私を見ていた。
本当に、信じられないような1日で、私はいつまでも余韻に浸っていた。
「よかったな、たまき」
「うわっ、びっくりした!」
「なんだよ、人を化け物みたいに」
「急に出てくるんだもん!…そういえばマコト、ついてきてたよね、あれ、どこにいたの?」
「ずっとたまきの後ろに居たよ。わかんなかった?」
「全然!」
「ひどいなぁ。見えるたまきまで僕を透明にしないでくれよ」
「…ごめん!今日こんなに幸せだったのもマコトが力を貸してくれたおかげだもんね、ありがと!あっ…もしかして信太郎くんのことも操ったりしてた?」
「たまきがそこでな………」
外から帰ってたら、手を洗わないといけないけれど…
洗いたくなかった。
だってこの手で信太郎くんと手をつないだり、しがみついたり…
洗ってしまうなんてもったいない!
きっと愛の力でバイ菌なんかやっつけちゃうわ!
うふふふふふ…
「…!?」
顔がニヤけて止まらず、両親は不気味そうに私を見ていた。
本当に、信じられないような1日で、私はいつまでも余韻に浸っていた。
「よかったな、たまき」
「うわっ、びっくりした!」
「なんだよ、人を化け物みたいに」
「急に出てくるんだもん!…そういえばマコト、ついてきてたよね、あれ、どこにいたの?」
「ずっとたまきの後ろに居たよ。わかんなかった?」
「全然!」
「ひどいなぁ。見えるたまきまで僕を透明にしないでくれよ」
「…ごめん!今日こんなに幸せだったのもマコトが力を貸してくれたおかげだもんね、ありがと!あっ…もしかして信太郎くんのことも操ったりしてた?」