いつもここにいて。
だけど…、生年月日が違う…。
私が生まれる5年前…
確かにこれは母のものだった。だけど私は一人っ子だし…
まさか隠し子…!?
いけないものを見たような気がして、あわてて閉じた。
「どうかしたの?」
「どっ、どうもしないよっ!…あっ」
母に気付かれ、動揺して手をすべらせてしまった…。
「あら、母子手帳?懐かしいわねー」
母は開いて見ていた。
…それ、私のものじゃないね。
一体誰の!?
隠し子がいたの!?
唇の手前まできていたけど、聞く勇気が無くて、うじうじしていた…。
そんな私の様子に気付いたのか、母の方から口を開いた。
「今まで黙っててごめんね。別に、隠すつもりはなかったのよ…」
…やっぱり、隠し子が…!?
「お母さん、もう一人子供がいたのよ。死んじゃったんだけどね…」
―え?
「生まれてすぐにね…。男の子だったわ。どちらでもいいように妊娠が分かってすぐにまことって名前も付けてたんだけどね…」
「ま…こと!?」
私が生まれる5年前…
確かにこれは母のものだった。だけど私は一人っ子だし…
まさか隠し子…!?
いけないものを見たような気がして、あわてて閉じた。
「どうかしたの?」
「どっ、どうもしないよっ!…あっ」
母に気付かれ、動揺して手をすべらせてしまった…。
「あら、母子手帳?懐かしいわねー」
母は開いて見ていた。
…それ、私のものじゃないね。
一体誰の!?
隠し子がいたの!?
唇の手前まできていたけど、聞く勇気が無くて、うじうじしていた…。
そんな私の様子に気付いたのか、母の方から口を開いた。
「今まで黙っててごめんね。別に、隠すつもりはなかったのよ…」
…やっぱり、隠し子が…!?
「お母さん、もう一人子供がいたのよ。死んじゃったんだけどね…」
―え?
「生まれてすぐにね…。男の子だったわ。どちらでもいいように妊娠が分かってすぐにまことって名前も付けてたんだけどね…」
「ま…こと!?」