LIVE −自分らしく−
苦痛の中で
2008年4月13日
日曜日の夜
僕は友人のライブに呼ばれ
渋々付き合いで
ライブを見に来ていた
元々、さほど音楽に興味のない
僕だけに
ライブハウスなんて
初めての場所だ。
「おい颯人!
尚志の出番二番目みたいだぞ」
勿論、
僕だけで来るはずもなく…
尚志と同様に
中学からの友人である
良樹と共に来ていた。
「えっ?二番目?
尚志達だけじゃないの?」
僕がそう言うと
良樹は呆れ顔で答えた。
「普通いくつかのバンドが
合同でするだろ…
無名のバンド一組だけで
ここが一杯になると思うか?」
言われてみれば
確かにそうだと思った。
「じゃあ…
尚志達のが終わったら
帰ろうぜ?」
僕がそう言うと
良樹は周りを見渡しながら
答えた…
「あぁいいよ…
この状況で…
出れるならな…」
僕はその時、気付いた…
やけに後ろが
騒がしくなってきている事に…
そして振り返ると
そこには…
続々と入ってくる客で
ホールが埋まっていっていた。
僕らは時間よりも
少し早く着いていたので、
とりあえず中に入って
待っていたのだ。
最前列には
熱狂的なファンっぽい
人達が陣取っていたので、
僕らは
中央より少し前辺りに居た…
出口までは
程遠い位置だ。
そんな事を考えてる間に、
ホールは埋まってしまい…
動けなくなってしまった…
「諦めろ颯人…
どうせ最後まで見ても
たいして変わらんだろうし」
僕は仕方なく
最後まで見る覚悟をした。
数分後…
ライブが始まった。
決して大きいとは言えない
ホール内に
様々な楽器の音が鳴り響く。
ボーカルの歌声と共に
客席からの歓声は一段と増し、
強い音と音がぶつかり合い、
何とも言えない迫力だった。
日曜日の夜
僕は友人のライブに呼ばれ
渋々付き合いで
ライブを見に来ていた
元々、さほど音楽に興味のない
僕だけに
ライブハウスなんて
初めての場所だ。
「おい颯人!
尚志の出番二番目みたいだぞ」
勿論、
僕だけで来るはずもなく…
尚志と同様に
中学からの友人である
良樹と共に来ていた。
「えっ?二番目?
尚志達だけじゃないの?」
僕がそう言うと
良樹は呆れ顔で答えた。
「普通いくつかのバンドが
合同でするだろ…
無名のバンド一組だけで
ここが一杯になると思うか?」
言われてみれば
確かにそうだと思った。
「じゃあ…
尚志達のが終わったら
帰ろうぜ?」
僕がそう言うと
良樹は周りを見渡しながら
答えた…
「あぁいいよ…
この状況で…
出れるならな…」
僕はその時、気付いた…
やけに後ろが
騒がしくなってきている事に…
そして振り返ると
そこには…
続々と入ってくる客で
ホールが埋まっていっていた。
僕らは時間よりも
少し早く着いていたので、
とりあえず中に入って
待っていたのだ。
最前列には
熱狂的なファンっぽい
人達が陣取っていたので、
僕らは
中央より少し前辺りに居た…
出口までは
程遠い位置だ。
そんな事を考えてる間に、
ホールは埋まってしまい…
動けなくなってしまった…
「諦めろ颯人…
どうせ最後まで見ても
たいして変わらんだろうし」
僕は仕方なく
最後まで見る覚悟をした。
数分後…
ライブが始まった。
決して大きいとは言えない
ホール内に
様々な楽器の音が鳴り響く。
ボーカルの歌声と共に
客席からの歓声は一段と増し、
強い音と音がぶつかり合い、
何とも言えない迫力だった。