LIVE −自分らしく−
日が落ち病室に戻った。
面会時間ももうすぐ
終わりの時間だ。
「茉莉?
体のこと…
教えてくれる?」
茉莉はコクリと
頷き話した。
「頭の血管に
三センチ近い
瘤ができてるの…」
「…脳動脈瘤…」
「うん…すぐにでも
手術しないと
いけないんだけど、
決心がつかなくて」
「手術すれば…
助かるんだよね?」
「半々かな…
助かっても何らかの
後遺症が残る
可能性が高いんだって」
僕は目の前が
真っ白になった…
ある程度の事は
覚悟していたつもり
だったけど、
彼女の口から出た
言葉はあまりにも
衝撃的だった…
なぜ…
なんで茉莉が…
頭の機能が
次々と停止していく
ような感覚が襲ってくる…
「なに死にそうな
顔してんのよっ。
そういう顔は
私にさせてよね」
茉莉は僕の頭を
強く撫でると、
優しく笑った。
僕は何をしてるんだ…
誰よりも辛いはずの
彼女に…
これじゃ立場が
逆だよ…
どこまで情けない
男なんだよ僕は…
「手術を…
もし手術を
しなかったら…
どうなるの?」
「そう遠くないうちに
破裂…
そうなると助かる
可能性は低いって。
助かっても
後遺症は避けられないし、
脳死って可能性も
あるみたい」
面会時間ももうすぐ
終わりの時間だ。
「茉莉?
体のこと…
教えてくれる?」
茉莉はコクリと
頷き話した。
「頭の血管に
三センチ近い
瘤ができてるの…」
「…脳動脈瘤…」
「うん…すぐにでも
手術しないと
いけないんだけど、
決心がつかなくて」
「手術すれば…
助かるんだよね?」
「半々かな…
助かっても何らかの
後遺症が残る
可能性が高いんだって」
僕は目の前が
真っ白になった…
ある程度の事は
覚悟していたつもり
だったけど、
彼女の口から出た
言葉はあまりにも
衝撃的だった…
なぜ…
なんで茉莉が…
頭の機能が
次々と停止していく
ような感覚が襲ってくる…
「なに死にそうな
顔してんのよっ。
そういう顔は
私にさせてよね」
茉莉は僕の頭を
強く撫でると、
優しく笑った。
僕は何をしてるんだ…
誰よりも辛いはずの
彼女に…
これじゃ立場が
逆だよ…
どこまで情けない
男なんだよ僕は…
「手術を…
もし手術を
しなかったら…
どうなるの?」
「そう遠くないうちに
破裂…
そうなると助かる
可能性は低いって。
助かっても
後遺症は避けられないし、
脳死って可能性も
あるみたい」