美しい名前
今日も病院の近くでお祭りをやっているのを知った夏は、速攻で外出届を出して、あたしを連れ出した。
しかも、浴衣まで着せられた。
「夏ー。浴衣、変じゃない??やっぱ、あたしには似合わないよ…。」
「そんなことないってば!空海は身長あるし、髪もきれいだし、似合ってるよ!!」
「そうかなあ…。」
「そんなこと言ってないで、早く行くよー!!」
そんなことを言いつつ、実は悪い気がしなかったあたしは久しぶりに、わくわくしながらカランコロンと下駄を鳴らし、夏の後を急いで追っていった。
しかも、浴衣まで着せられた。
「夏ー。浴衣、変じゃない??やっぱ、あたしには似合わないよ…。」
「そんなことないってば!空海は身長あるし、髪もきれいだし、似合ってるよ!!」
「そうかなあ…。」
「そんなこと言ってないで、早く行くよー!!」
そんなことを言いつつ、実は悪い気がしなかったあたしは久しぶりに、わくわくしながらカランコロンと下駄を鳴らし、夏の後を急いで追っていった。