美しい名前
あたしは、そのビーサンを捨ててしまうわけにもいかず、足が痛いのは本当だから、木陰に行ってビーサンにはきかえた。
そして夏のところに急いだ。

「おまたせ。ごめんね。」


「もー!!空海がなかなか来ないから、タコ焼き食べ終わっちゃったじゃんー!!てか、ビーサンどうしたの!?」

「あ…えと、足痛くてはきかえた。」

重要なことは言ってないけど、いいかなと思ったけど、夏は、

「買ったわけじゃないでしょ!どうしたの!?」

あたしが、財布を夏に預けていたのを忘れてはいなかった。
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