あたしの隣

由美が教室に入ってきた。「智香ーごめんね。どうしたの?顔が赤いよ」

「なんもないよ」なんで赤くなってるのよ…。

「もしかしてクラスメートの子に恋しちゃった?」いきなりびっくりした。たまに由美が発言する言葉は驚くのばかりだ。

「なわけないよ!」あたしは元ちゃんだけだもん…。

「ふ~ん!」由美が怪しいという目で見てくる。

耐えきれなくいつものセリフを言った。「あたしは由美が大好きだよ。」


「ちか~大好き」勢いよく飛び付いてきた。本当に由美は可愛い。

キンコーンカーンコン。

「掃除だから行こっか」あたしと由美は一緒の階段掃除。

一緒に掃除してると男子が掃除中なのに鬼ごっこしてる。

追いかけられてる男子がこっちに迎って走ってきた。

雑巾で滑りやすくなってて階段の近くにいた由美にぶつかってきた。

由美が階段に飛ばされた。「ち…か…」

「ゆーみー!!」あたしは手を伸ばした。
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