銭コ乗せ
「ふっ…人に名を訪ねる時は、まず自分から名乗るものだ。」


―投金(トゥキーン)―

とっておき


「へっ…へっへっへ。俺達はあの有名な…荒くれきょ」


―ヒュン―


―ビシッ―


「ぐはっ!…なぜ…お前はそんなに…焦っているのだ…ガク。」


「ご…ごなぁーん!」

「…俺が焦ってる?まさかそんなことはない。ただ…」


「ただ…」



「ただ作者がもう書くのに飽きてるだけだぁー!」


―ビシッ―

「ぐはっ!」

「四男!」

―ビシッ―

「ぐはっ!」

「三男っ!」

―ビシッ―

「ぐはっ!」

「養子ぃぃぃぃー!」



「おい、よう…次男、次男しっかりしろ!」

「あ…兄貴…俺は…養子…だったのか…?」


「…隠していて悪かった…お前は山田さんちの子だ…俺はそんなお前をいつも、心の中で呼んでいたよ。」

「山田からの刺客、と。」


「最後に…それが聞けて…よかっ…ガク。」

「刺客ぅぅー!!」
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