銭コ乗せ
「まあ…」
「君がその袋の中味を探ることは…」
「一生出来ないんですけどねぇククッ。」
そう言ってキツネ眼が懐から取り出したのは
拳銃。
「その袋、置いてもらおうか。」
「はぁー?何言ってんだお前?奪ったりしたら、それこそ…」
「なぁに。奪うなんてことはしないさ。僕はこっちの袋とそれをただ、取り替えるだけさ。」
「取り替える?仲間内のやりとりは…禁止されてんだぞ。」
はーっ、また深いため息をつくと、キツネ眼は呆れ顔を浮かべた。
「君は何もわかってないんだな。」
「なん…だと…」
「まずはじめに、君と僕とは仲間なんかじゃない。それは君も充分わかってるだろぉ?」
「当たり…前だ…」
「次に、もし仲間と認識されたとしても、何も問題はない。だってまだ試験は始まってないんだからねぇー。ボスは好きなのを選べと言った。これは試験が始まる前の、いわば準備段階の指示だ。だから僕は、
まだ、
好きなのを、
選んでる。
それだけのことなんだよぉ。何も問題はないのさ。」
「君がその袋の中味を探ることは…」
「一生出来ないんですけどねぇククッ。」
そう言ってキツネ眼が懐から取り出したのは
拳銃。
「その袋、置いてもらおうか。」
「はぁー?何言ってんだお前?奪ったりしたら、それこそ…」
「なぁに。奪うなんてことはしないさ。僕はこっちの袋とそれをただ、取り替えるだけさ。」
「取り替える?仲間内のやりとりは…禁止されてんだぞ。」
はーっ、また深いため息をつくと、キツネ眼は呆れ顔を浮かべた。
「君は何もわかってないんだな。」
「なん…だと…」
「まずはじめに、君と僕とは仲間なんかじゃない。それは君も充分わかってるだろぉ?」
「当たり…前だ…」
「次に、もし仲間と認識されたとしても、何も問題はない。だってまだ試験は始まってないんだからねぇー。ボスは好きなのを選べと言った。これは試験が始まる前の、いわば準備段階の指示だ。だから僕は、
まだ、
好きなのを、
選んでる。
それだけのことなんだよぉ。何も問題はないのさ。」