銭コ乗せ
「フン、こんなオモチャまで出して、どうゆうつもりだいあんた。よっぽど図星だったようだねぇ。」

ババアの態度は依然として変わらない。

コイツはバカだ。いや、大バカだ。拳銃を突き付けられても、まだ強がってやがる。コイツ死ぬのが怖くないのか?いや違う。わかりもしてないんだ。コイツはバカだから死の危険すら、まともにわかってない。なんとゆう大バカだ。クソっ…バカが、いっぱしに、僕に、説教なんて…!!


「もう、それ以上喋んじゃねぇクソバカがぁぁー!!!」

手首をひねると銃口が、ババアの眉間にゴリゴリ当たった。

「やれやれ…。ホントどうしようもないねぇあんたは。こんなとこで面倒起こして、どうするって言うんだい。それこそ一万円なんて言ってる場合じゃなくなるんじゃないかい?」

それでもババアは、


変わらない。
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