銭コ乗せ
「謝れ!」

「謝れ!」

なるほど、今度は数で勝負か。バカが…何人集まったってバカはバカなんだよぉぉー!


「それ以上わめくな!!お前ら殺すぞ!」

拳銃を見せた瞬間、ヤツラは縮み上がった。
そうだ。

これだ。

所詮バカどもは、僕の前に平伏すしかないのだ。バカは何人集まったってこんなもんだ。ただ、あのババアはこのバカどもを超える、大バカの脳たりんだっただけだ。

「覚えてろよ…」

バカどもの一人の負け惜しみの捨てゼリフが、僕には滑稽で仕方がなかった。
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