雨粒ドロップ
Ⅱ
「…あの糞餓鬼ーッ…」
ぶつぶつ言いながら自転車を漕ぐ愛璃。
すっかりケーキの事なんて頭から吹っ飛んでいた。
あの事件のせいで1時間も時間を潰してしまい、ケータイには沢山の留守電が入っていた。
『もしもーし。愛璃ー…ケーキ先に食べちゃうよぉ-?』
『愛璃ー…もう30分たつけど…大丈夫?』
『愛璃!!今何処?!大丈夫なの?!誘拐されたの??!?』
勿論、全て雛のメッセージ。
何かだんだんメッセージが深刻な内容になってる…
まさか…まさかだけど警察なんか呼んでないよな…?
「…はぁ…心配かけちゃったな。折角の誕生日なのに…」
愛璃は申し訳ない気持ちで一杯だった。
ぶつぶつ言いながら自転車を漕ぐ愛璃。
すっかりケーキの事なんて頭から吹っ飛んでいた。
あの事件のせいで1時間も時間を潰してしまい、ケータイには沢山の留守電が入っていた。
『もしもーし。愛璃ー…ケーキ先に食べちゃうよぉ-?』
『愛璃ー…もう30分たつけど…大丈夫?』
『愛璃!!今何処?!大丈夫なの?!誘拐されたの??!?』
勿論、全て雛のメッセージ。
何かだんだんメッセージが深刻な内容になってる…
まさか…まさかだけど警察なんか呼んでないよな…?
「…はぁ…心配かけちゃったな。折角の誕生日なのに…」
愛璃は申し訳ない気持ちで一杯だった。