雨粒ドロップ
「取り敢えず…はい、誕生日おめでとう!」

愛璃はバッグから両方の手のひらに収まる位のプレゼントを渡した。

「えぐっ…ありがどぅ…」

雛は鼻水まで垂らして泣いていた。

「だぁから、もう…泣き止め!!
折角の可愛い顔が台無しだろ??ほら、笑えって!」

「ぅ…うん。」
雛は目に涙を溜めたまま微笑んだ。



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