雨粒ドロップ
ケータイを耳にあてると待ちうたが流れる。
…誰の曲だろう。
女の人の歌声とピアノ…
穏やかな旋律のバラード…
「…俺はもっと熱くて激しくて魂揺さぶられる曲が好きなんだけどなぁ…」
早く出ろよぉ、と呟きながら部屋の窓を開けて外を見る。
口から離れた息が白い。
冷たい空気と雨の音は、透き通った様に部屋を駆け回る。
~♪
―…プッ
『もしもし?』
曲が途切れ、代わりに雛の可愛らしい声が耳に入る
「あ、雛?俺!愛璃だけど。
…今日誕生日だろ?
…おめでとう!!!」
…誰の曲だろう。
女の人の歌声とピアノ…
穏やかな旋律のバラード…
「…俺はもっと熱くて激しくて魂揺さぶられる曲が好きなんだけどなぁ…」
早く出ろよぉ、と呟きながら部屋の窓を開けて外を見る。
口から離れた息が白い。
冷たい空気と雨の音は、透き通った様に部屋を駆け回る。
~♪
―…プッ
『もしもし?』
曲が途切れ、代わりに雛の可愛らしい声が耳に入る
「あ、雛?俺!愛璃だけど。
…今日誕生日だろ?
…おめでとう!!!」