4人のLOVE


「どーいたしまして。」


僕がそういったと同時に、眼鏡女が僕の名前を呼んだ。


「何ですか」


僕が小さな声で言うと、大きな声で眼鏡女は言った。


「何をしゃべっているんですか!」


「いや、間違っているところを教えただけですよ」


僕がそういって、怒った顔はそのままにして、更に言った。


「言い訳は結構です!罰としてこの問題を解きなさい!」


僕の言っていることなんて、まるで聞かない。


僕はため息をつくと、黒板の前まで行き、問題を解いた。

< 81 / 106 >

この作品をシェア

pagetop