あかだい?
「おしまい。チャンチャン、ってなるか!!」
〇
Take2
「そもそも、パカ子がたとか多くするからいけないんだよな」
「そうですよ、パカ子のせいです」
「てか、呼び捨てにしないでくれる?」
無花果は、パカ子を無視し、さっさと話を進めることにした。
「勝負か、受けてたつ!!」
「では、どちらが平均台を速く渡れるか、という勝負にしましょう」
「ミステイク!!霊能力とかじゃないの!?」
「平均台だな…よーし、おいパカ子」
「な…なによ」
「おまえが俺よりも遅かったら、自分はインチキだと素直に認めろよ!!」
「いや、おかしくない?平均台で負けたぐらいで何でインチキになるのよ」
「パカ子さん…」
たぬきが何かを諭すような目でパカ子を見た。
「世の中には、いきたくても生きられない人がたくさんいるんですよ」
「関係なくない?それ」
「では、明日、また来ます」
「パカ子!!平均台用意して待ってろ」
無花果たちは、パカ子の家から出ていった
「てか、私が用意するのかよっ」
家にはパカ子の悲痛な叫びがこだました。