裏と表 -幼なじみstory-
そして私の耳元で甘く囁く。
「オレは愛華が嬉しいって思ってたら嬉しいけど、愛華はどう???」
そ…そんなの決まってる。
「嬉しくなんか、無いーーー!!!」
声を張り上げて叫ぶ。
ま、
また出た………
私の
意地っ張りキャラ。
本当は嬉しいのに。
そんな事を簡単に言える私じゃない。
「もう、学校行く。」
「あ、愛華~
詳しく聞かせてよぉ!!」
そして教室に向かう私たち4人。
クラスも一緒な私たち4人。
教室に行っても菜月にいじめられるな…。
私は憂鬱な気持ちを抱えながら足を教室に向かわせる。