裏と表 -幼なじみstory-


「はあぁぁぁ」

自然とため息が出てしまう。


「愛華ぁー!!」

「な…」

私は振り返り、私に向かってくる人をさらりと避ける。


「なんで避けるのぉ!!」

「いや…そりゃ、」

私が言葉を続けようとすると、


「勢いよく突っ込んできたら困るだろ」

「るかッ」


私の言いたい事をサラッと言う流伽は、


「おはよ、菜月」

私に飛びかかろうとした菜月の彼氏。

菜月と流伽は、私の友達。


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