君に夢中


「あ、あのね、来月がお兄ちゃんの誕生日なんだけど、男の人って何買っていいかわかんなくて。だから、それに付き合ってほしいなぁーなんて……」


「え?それが服のお礼?
むしろそんなんでいいのかって感じだけど」

あたしは大袈裟なくらいに首を縦に振る

「いいの!てか、本当に困ってたの。だから、本当に凄いお礼になる!」


「え、じゃー愛がそれでいいなら…」

「んー来週の日曜日あいてる?」


「空いてる空いてる!」

「じゃ、駅前に十時で」


「わ、わかった!」

キャー 王子と2人きりだー


ヤバい、嬉しすぎる


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