君に夢中
「てか、航はあたしと宏充を応援してくれるんじゃなかったの?」
そう、美和と航には、あたしの気持ちを伝えてある
「応援してるって。ただ、宏充は鈍感だからなぁ」
「本当にウケるよね、愛みたいにわかりやすい子も珍しいし」
え、あたしってそんなにわかりやすいの?
「愛から聞く前から、見ててわかったし」
ウソだウソだウソだぁ~
「やっぱり心の声漏れてるの?」
「「ぶはっ」」
え、また笑われた…
結構真剣に聞いたのに
「いい加減、心の声…てか、妄想の事から抜け出せよ。言動っつーか、お前は体全体から好きオーラ出てるんだよ」
えーー
体全体から好きオーラ…
それ、ヤバくない?
そんな自覚、ゼロなんですが……
「まぁ愛、安心しなよ。宏充は気づいてないし」