君に夢中

「うーん、まぁ気づかれても困るけど…でももうちょっと女の子として見られたいかなぁ」

あたしがそう言うと


「いや、女の子として見られてると思うよ。てか、宏充も多分…」

「あ、航もそう思う？」

「美和も？」

二人が何だかよくわからないけど、意志疎通してる


「何の事話してるの？」


「「ぶはっ」」

また！？何でこんなにあたしが発言する度に笑うのさ！
チョー失礼！

「はー笑った。いや、凄いよ、うん」

「鈍感ペアだね」

美和の言葉に、また航が肩を震わせる

もうもう、２人して何なのさ！

ムッとして頬を膨らませていると


「あ、宏充帰ってきた」

航の言葉に顔を上げると…