舞蝶.・。*


「無自覚なんだなぁ~。
ってか、彼女じゃないのにここいんの?
初めてじゃんっ!!!日向が女連れてくんのっ!!
ってか、日向と名前で呼び合ってんのも初じゃんっ?
ってか、日向が女と1回以上喋ってるのも初じゃんっ?」

この女・・・ウザい・・・。
莢は「えっ?」って顔をしてる。

「え?知らなかったの?」

ったく。この女は・・・。

「おい。それ以上言うんじゃねーぞ?」

だけど姉貴は「いーじゃん」とかいって聞かない
「日向ね。大の女嫌いなんだよ!!!ここにいる、みんなもだけどねっ!!!凄いねぇ~莢は!!!
ってか、名字なんてゆーの?」

「中村・・・」

「中村莢か・・・。
って!!!もしかして中村財閥の娘?!!!」

言いやがった・・・

「・・・うん」

「マジ?両親優しい?ってか優しいよね!!って莢超お嬢様じゃんっ!!!」

莢。泣きそうになってる・・・。

「いいな~っ!!莢になってみた「やめろ」」

「なんで?別に莢になりたいな~って言ってるだけじゃんっ!!!ねっ?莢っ!!!」

莢の目から大きな雫が落ちてる

「え・・・?莢?」

奈津美は泣いてる莢を見て驚いてる。


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